社団法人全日本愛鱗会

泳ぐ宝石 錦鯉

飼育ポイント集

(3)   10月の餌

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秋の彼岸頃から餌の量を70%にし、10日ごとに更に70%にしていきます。

具体的には、最大1日1kg与えていた方は、

9月23日/700g

10月3日/500g

10月10日/350g

10月23日/250g

11月2日/180g

11月12日/130g

11月22日/100gで、

平均的には12月10日くらいから餌止めします。

餌の種類は蛋白質30%までの消化の良いものにします。また「6勤1休」、1週間に1日は餌止めをします。これはあくまでも錦鯉を大きく健康に育てる方法です。


10月を過ぎてからはどんなに消化の良い餌でも、大量に与えると腹ボテになります。人間も寝る前2時間は食事をしないようにすることと同じように、錦鯉も越冬前2ヶ月くらいの食べすぎは禁物です。夏場は餌を控えて涼しくなってから大量に与えるという話を聞いたことがありますが、これはまったくの逆で夏場の消化機能の高い時期に餌を与えるようにしましょう。同じように太っていても、夏場は運動量も多いため筋肉が付きますが、秋口からだと運動量も減り、消化能力も下がって越冬態勢に入るからです。越冬態勢に入った鯉は脂肪を蓄積するようになりますが、あまり脂肪を付けすぎると人間で言う成人病のようになります。

鯉の健康留意に心掛けましょう。

POINT  pHの高い(7.8以上)池は、アンモニア濃度が高くなりやすいので注意。

飼育魚病研究部 副部長 平田潤一 (埼玉県支部)

(日鱗誌443号より/転載を禁ず)